高専とは
高等専門学校、通称・高専は、中学校卒業生を入学生として迎える、5年制の学校です。
中学校卒業生の約1%が高専という進路を選びます。
「高専」という学校は、一般に知られていないことの方が多く、高校受験を考えている人の中でも高専という進路が存在すること自体を知っている人も少ないと思います。
私はこのサイトを通じて、高専や沼津高専について、代表的な特徴などを紹介していきます。
ぜひ、高校・高専という進路を選ぶ際の資料にしていただければ幸いです。
高専の目的
高専は、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関です。
高専のカリキュラムは、実際に触り・実際につくることが重視されています。
実験実習科目を通じて、5年間で、社会において即戦力となる技術者を養成しています。
高専卒業生は、大学の工学部卒業者相当かそれを上回る能力を有していると言われています。
留年と進路変更
沼津高専に入学した5人に1人は、留年や中退を経験します。主に、留年をするのは、学力不振によるものが多いです。入学したからと言って、高専を簡単に卒業できるわけではなく、しっかりと勉強をして、レポートなどを期日までに出し、テストで点数を取ることが求められます。
高専に入学した場合、進路変更というものがしにくくなります。これは、高専のカリキュラムが、共通テストを一切意識していないものであることに起因します。
詳しくは、【1-6】高専の中退・留年について | 高専情報局 で紹介しています。
卒業後の進路
高専卒業後の進路は、大学等への編入学若しくは就職の2つです。
例年、卒業生の半分が編入学、半分が就職という選択肢を取ります。
多くの国公立大学や私立大学が、3年次の編入学を認めており、高専卒業生は共通テストを受けずに、専門科目や数学・英語などの一部の科目を受験することで編入学することが可能です。
高専には例年、求人倍率30倍の求人簿が届きます。これは、高専を卒業する就職希望者1人に対して、約30社から求人が届くという意味になります。それだけ、高専生は社会から求められている人材だということが分かります。
まとめ
高専という教育機関について、概要を解説しましたがいかがでしたでしょうか。
高専に関する中学生向けの記事は、こちらのページにまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
もしご質問等ございましたら、コメント欄やお問い合わせフォームより承っています。
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