高専は「やめとけ」
この記事を見ているということは、ある程度「高専」という謎の教育機関に興味を持っているということだと思います。
私が、高専の在校生として、あなたに伝えたいことは、高専に来るのはやめた方が良いということです。
なぜなら、高専は、あなたの進路の幅を狭めるからです。
そうです、狭められるんです。
高専は、教養部分を犠牲にして、専門分野をより深く学ぶ教育機関です。
そのために、後戻りがしにくい。というか、後戻り自体はできるけど、後戻りをすると、中学校の同級生に比べて、何周か遅れてしまう可能性が高いんですよね。
だから、僕は、多くの人には、高専という進路を勧めることはできません。多くの人にとっては高校という進路がベストな進路なことが多いからです。
しかし、高専という進路が、最適な人というのもいます。特定の好きな分野を深く深く学ぶことが好きなタイプの人にとって、高専という進路は、ベストな進路となりえます。(そういう人を一般に変人とか言ったりします)
高専で過ごしていて、成績が高い人の多くは、物事を暗記するのではなく、物事の考え方を暗記している人が多いと思います。高専に来て、活躍できる人の多くはそういう人です。そして、物事を深く学ぶということもそういうことだと思います。
三角関数(sin,cos,tan)一つとってもそういうことです。sin30度の値や、sin60度の値をいちいち覚えていたらきりが無いと思いますし、それだけ脳の容量を使うだけ無駄だと思います。しかし、単位円というものの考え方を1つ覚えれば、それらを時間をあまりかけずに求めることができます。
テストで点を取る事だけを考えれば、「物事を暗記する」方が時間がかからないことが多いですが、将来的な伸びを考えれば、断然、「物事の考え方を暗記」した方が良いと思います。
まとめ
最後の方少し脱線しましたが、私の言いたいことは、基本的に高校に行った方が良いということです。
しかし、自分の進路の幅を狭めるという賭けをしても、特定の分野を深く学んでみたいなって人にとっては、高専という進路ががいいんじゃないかなと思います。
はっきり言って、高専の中に逃げ道はないです。学科ごとの分野を深めに深める5年間を過ごし抜ける自信があるのであれば、高専に来ればよいと思います。
そのくらいかな。僕が言えることは。
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