学力選抜の概要
学力選抜とは
沼津高専における学力選抜は、中学校を卒業見込みの/卒業した学生に対して行われる入学試験です。
沼津高専を第一志望とする必要はありませんが、合格後に入学を希望する場合は、例年、静岡県の公立高校入試が実施される同日に実施される進学説明会に参加する必要があり、参加しない場合は、合格が取り消されます。
各学科の入学定員は40名です。このうち、推薦選抜の定員が各学科20名であり、又、帰国子女学力選抜の募集定員についても、40名の定員に含まれます。
例年、入学辞退を考慮して20~22名の学生が学力選抜で合格となっています。
学力検査の点数(600点満点)と、内申点(160点満点)によって、合格が判定されます。
学力選抜受験資格
学力選抜の受験資格については、以下のように定められています。
1.出 願 資 格
⑴ 中学校又は義務教育学校を卒業した者(令和4年3月卒業見込みの者を含む。)
⑵ 中等教育学校の前期課程を修了した者(令和4年3月修了見込みの者を含む。)
⑶ 中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者(学校教育法施行規則第95条に該当する者)
希望学科の選択
受験生は、希望する学科を3つまで選択をすることができます。ただし、第二希望及び第三希望の学科は選択しないこともできます。
もちろん、受験生の権利として、第二・第三希望の学科を選択することができますが、その選択はしっかりと考えて行うことをお勧めします。
直近数年の状況として、第二・第三希望の学科に合格する可能性は十分あります。そのため、安易に第二第三志望を選択した場合、苦しい高専生活を送ることになる可能性があります。
学力選抜の日程
2022年度入試は、以下の日程で行われます。
学力選抜出願日 | 2022年1月25日~1月27日 |
学力選抜検査日 | 2021年2月13日 |
合格発表日 | 2021年2月17日 |
追試験日(※) | 2021年2月27日 |
(※)新型コロナウイルス等に罹患し推薦選抜が受験できなかった受験生の受験機会確保のために設けられたもので、追試験による合格人数は若干名。
どうでもいいことですが、例年、学力選抜が行われる日曜日の前後の平日には、本科生の学年末試験が行われています。毎年、学年末試験の時には、あの時のことを思い出します。めっちゃ寒かったもんな。
学力選抜の選考基準
学力選抜は、760点満点で採点が行われます。点数配分は以下の通りです。
科目名 | 点数 | |
内申点 | 160点満点 | |
学力検査 | 600点満点 |
内申点については、以下のように傾斜配点が行われます。
科目名 | 取扱 | |
主要5教科 | 最大25点×4 | |
他の4教科 | 最大20点×3 |
学力検査については、以下のように傾斜配点が行われます。
教科名 | 取扱 | |
数学及び理科 | 最大200点×1.5 | |
他の3教科 | 最大300点 |
例年の学力選抜の傾向
例年、高専の入試は、一般的な高校入試に比べて特殊な問題が出題される傾向があります。
できるだけ早めに、高専の入試の過去問を手に入れ、高専の入試の形式に慣れておくことをお勧めします。
学力選抜で合格した人の中には、推薦選抜で合格した人に、何らかの劣等感を懐いている人もいるかもしれません。
そうですよね。静岡県で推薦で受かった人って、私立入試すら受けてないんですもんね。
でも、在校生の私が断言できることがあります。推薦で入ろうと、学力で入ろうと、スタートラインは一緒です。だって、高専で必要な知識は、高専で教えてくれますし、間違ったら中学校の内容の復習すらしてくれる時もあります。
だからこそ、入学後に分からないことがあれば、先生にすっぽんのように噛みついてでも、分かるまで教えて貰ってください。
小さな努力の積み重ねが、5年後の自分の進路の幅を切り開いてくれると思いますよ。
学力選抜の歴史
2018年度入試
理系科目への傾斜配点が行われるようになりました。内申の取り扱いが変わりました。
これにより、学力試験は各100点満点で採点されたのち、理科・数学のみ1.5倍され、600点満点で採点されるようになりました。内申の取り扱いが変わり、主要5教科が4倍、4教科が3倍の160点満点にされたのちに、学力試験結果に加算されるようになりました。(昨年度以前は5教科が8倍、4教科が6倍の320点満点)
まとめ
学力選抜は、非情にも、技術への関心の高さではなく、勉強ができる能力によって、入学の可否が決まってしまうものです。
だからこそ、誰にでもチャンスがあります。だって、答えがあっていれば入学できるんですもんね。
ぜひ、あなたの勉強能力を答案用紙にぶつけてきてください!
※当ページに記載されている情報は、正確かつ最新の情報でない場合があります。予めご了承ください。
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