寮の全寮制
沼津高専では、低学年全寮制が敷かれており、沼津高専生の1年次、2年時に在籍する学生は寮に入ることが義務付けられています。
(ただし、実家が学校に近い場合などの理由で、入寮が免除されることはあります。)
そのため、実家以外の場所から通学をする、いわゆる「下宿」は、3年生以上にならないと認められません。
これはたとえ、退寮処分になった学生にも適用されます。寮内で処罰対象の行為をしたために、1~2年次に退寮処分となった場合も、3年次まで実家からしか通学できません。
実家が富士あたりまでなら何とか毎日通学できるかもですが、浜松などに実家がある場合、毎朝めちゃくちゃ早く起きることになります。
下宿の概要と傾向
沼津高専生は「下宿」と言うことが多いですが、一般的には「一人暮らし」という言葉の方が適しているかもしれません。
沼津高専近隣のアパートを賃貸して、そのアパートから通学する学生は、4年次から徐々に増えていきます。
実家が県外にある場合や、寮の役員などをしている場合、5年次の卒業まで寮に残れる場合もありますが、5年次まで寮に残っている人はとても少数です。
寮に残れるか否かは、各年度の再入寮希望者数や、入寮免除者希望者数に大きく依存します。そのため、沼津高専に入学する場合は、4年次くらいから実家から通学をすることや、賃貸のアパートに住むことも考えておく必要があります。
自通生とは
寮生とそれ以外の学生を区別する目的で、沼津高専では、寮生以外の学生のことを「自通生」と呼ぶことがあります。
自通生のうち、実家から通学する学生の多くは、JR御殿場線下土狩駅又はJR東海道線三島駅から歩きか自転車を用いて通学しています。
下土狩駅と三島駅には、それぞれ、無料と有料の自転車置き場が併設されています。
三島駅には新幹線が止まるため、朝早く起きることができるのであれば、浜松や小田原などからも通学することが可能です。
まとめ
沼津高専では、全寮制が敷かれている関係上、1.2年次の一人暮らしが認められていません。
一人暮らしをする人は、4年次から徐々に増えてくる印象があります。
仮に、新幹線を使ったとしても、浜松から毎日通学することは大変だと思います。寮に5年次まで残りたいならば、寮の役員に積極的に立候補するなどをする必要があります。
経済的な理由で一人暮らしができない場合もあると思います。
寮は基本的には4年次以降入れない可能性があると考えて保護者と話し合いをしておくと良いと思います。
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