高専生の進路事情
例年、沼津高専の卒業生の内、半分が就職、半分が大学等への進学という選択肢を取ります。
年度によって若干就職の人が多かったり、進学の人が多かったりしますが、概ね半々です。
概ね本科4年進級時くらいまでに、就職をするか進学をするかが決まっていると良いと思います。
進学という選択
高専本科の卒業生は、大学に3年次編入という形で進学をすることができます。
多くの国立大学や私立大学が3年次編入学を受け付けています。
受験日程が重複しない限り、2校以上の大学を受験することもできます。
また、沼津高専には専攻科が設置されており、専攻科に進学することもできます。
専攻科を卒業した場合、4年制大学と同様、学士の学位を得ることができます。
就職という選択
高専には多くの企業から求人票が送られてきており、「推薦」という形で就職活動を進めることができます。
「推薦」による就職活動とは、内定が出た場合その企業に就職することを約束する代わりに、通常の選考ルートの一部が免除される形式のものを指します。
高専生の多くは、製造業または情報通信業に就職をしています。
進路選択の条件
経験上、クラスの席次上位50%の人が進学、それ以外の人が就職という選択肢を取る傾向にあります。
当然、成績が上位の人が就職をする場合も、高専の成績の関係なく大学に編入学する人もいます。
しかし、クラスの席次上位40〜70%の人が編入学を希望する場合、基本的に高専専攻科・技科大・私立大学といった選択肢しか取れない場合があります。
なんとなく、高専卒業後、大学に行きたいという考えを持っている人もいると思いますが、席次が低く進学を希望する場合、制度的に選択肢が狭められる可能性が高いことを頭の片隅にでも入れておいてください。
まとめ
さて、高専生の進路についてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか?
より詳細な部分は、受験生向けの記事で解説を行っていますので、参考にしていただければ幸いです。
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