【沼津高専】卒業後の進路について

面接における進路設計

推薦面接において、進路設計について問われることがあるかもしれません。

今の段階で、進学か就職かということを決めていない人も、すでに決めている人もいるでしょう。

できることなら、より具体的に、どこの大学(企業)への進学(就職)を考えているのか、それはなぜかという部分について深く考えられていることが望ましいですが、面接で必ずしもそこまで具体的なことが求められるわけではありません。

面接では、しっかりと自分の将来のことについて考えているということが面接官にアピールできれば十分だと思います。

進路の基本的な考え方とデータ

進路の基本的な考え方

残酷なことを言うかもしれませんが、高専において、卒業後に「大学への進学」という選択肢を取りたい場合、最低でもクラスの上位30%の席次であることが求められます。

専攻科や技科大への進学の場合、上位50%の席次であれば進学できる可能性がありますが、それを下回る場合、よほどの例外的な状況でない限り、就職という選択肢しかとることができません

つまり、卒業後に進学という進路を取りたい場合、5年間勉強を継続して努力する必要があります。

また、大学への進学をする場合、大学院修士課程への進学が大前提となります。技科大も同様です。

例外的に、高専の専攻科に進学する場合、専攻科卒業後に就職するという選択肢を取ることができます。

大学への編入学後の4年間の経済的負担なども考慮して、できる限り奨学金という名の借金を背負うことが無いような将来設計をしてほしいと思います。

進路に関するデータ

沼津高専では例年、5~6割の卒業生が就職、4~5割の卒業生が進学という選択肢を取ります。

学科により、専攻科への進学の比率が高い場合もあります。

主な進路とその特徴

大学への編入学

大学への編入学は、大学院博士前期課程(修士課程)への進学が大前提となる進路です。

あくまでも目安として、席次がクラスの上位30%であり、GPAという成績の指標が3.0以上であることが求められる進路選択です。つまり、高専5年間で継続して努力をする必要があります

また、いわゆる旧帝大へ進学を希望する場合、席次がクラスの上位10%であることが受験の前提となります。

編入学試験の日程次第では、何校でも受験することができますが、「入学確約書」の提出期限の関係で、並行して受験できる大学数には限りが生じますので注意してください。

大学の編入学試験は一部の大学で推薦受験を受けることが可能です。各大学があらかじめ示している推薦基準(例・3,4年次の席次がクラス定員の上位20%以上など)を満たしている場合で、当該大学を第一志望とする場合に限り、筆記試験が免除された受験を受けることができるなどの優遇を受けることができます。

専攻科への入学

制度上沼津高専以外の専攻科を受験することもできますが、多くの学生は、沼津高専の専攻科を受験しますので、当記事上は沼津高専専攻科について解説します。

高専専攻科は本科卒業後の2年の修業年限で開講されており、専攻科卒業生は原則学士号を取得することができ、世間一般では大学卒業生と同じ扱いをされます。

専攻科の最大の特徴は、本科の5年次からの継続した研究を行える点にあります。大学院の研究室次第では、その研究をより長く引き継げることもあり、研究をしたいという人にとってはとても大きなメリットとなります。

加えて、専攻科卒業後に、就職という進路も、大学院への進学という進路のいずれの進路を取ることができるという点についても大きな特徴となります。就職する際にも推薦で受験することが可能である他、大学院への進学にも推薦受験が可能なことが多く、その点に魅力を感じる人もいると思います。

大学院によっては、高専専攻科卒業生用の受験枠を用意しているため、優位な受験ができると考えられます。

沼津高専の専攻科は、「環境エネルギー工学コース」「新機能材料工学コース」「医療福祉機器開発工学コース」の3コースを設置しています。

沼津高専の専攻科の1年生の後期に実施される長期インターンシップは、全国の高専の中でも稀な半年間のインターンシップが実施されています。

専攻科は一般入試と推薦入試が実施されており、一般(学力)入試は大学編入学のすべり止めに使われることが多く、推薦入試は専攻科単願の人が利用する制度となっており、面接試験と書類審査により合否が決まります。

技科大への編入学

技術科学大学は高専の卒業生を受け入れるために作られた大学で、長岡と豊橋に設置されています。

技科大の推薦入試では、書類審査のみで合否が決定する場合もあります。技科大以外の大学は、編入学で若干名にしか合格を出さない場合もありますが、技科大は、高専生を積極的に採っています。

技科大の特徴として、あまり成績が高くなかったとしても合格をすることができることがあり、大学には行きたいけど、成績が,,,という人にも合格のチャンスがあります。

また、高専生を積極的に受け入れていることから、高専のカリキュラムを前提に、大学のカリキュラムが組まれている点も大きな特徴です。

大学に編入学した場合、高専で学習した内容と重複した内容を勉強することになる場合がありますが、技科大であればそんなことはなく、高専の勉強を元に、より応用的な内容を身に着けることができます。

当然、技科大は大学であり、大学3.4年次+大学院1.2年次の4年間を前提としたカリキュラムが組まれているため、大学卒業後に就職という進路は原則取ることができない点に注意が必要です。

就職

就職という選択肢は、高専卒業生の5~6割の人が選択する進路です。

高専に来る求人の求人倍率は、20~30倍であり、これは就職希望の高専生1人に対し20~30件の求人が来ることを表しています

ただし、高専に来る求人に、研究開発職の求人はほとんどありません。研究開発職を希望する場合は、原則として大学等に編入学をする必要があるので注意してください。

一般的によく知られている企業から、高専の地元の企業まで多くの求人が寄せられています。

就職試験も、多くの企業で面接の回数が2回程度しか実施されないで合格を得ることがあるなど、一般的な大学生の考える就職活動とは大きく異なります。

また、高専に求人を全く出していない企業もあるということに注意してください。高専に求人が来ない場合、学校推薦ではなく、自由応募で就職活動をする必要があります。

過去に、高専からの就職実績がない企業への就職を考えている場合、特に注意してください。自由応募の場合、早ければ4年生の夏ごろから就職活動がスタートすることになります。

まとめ

文字が多く申し訳ないのですが、一通り、重要な点については解説ができたと思います。

面接で、卒業後の進路について聞かれることがあると思いますが、その際にとんちんかんな回答をしないように注意してください。

研究開発職を希望しているのに大学に編入するつもりはないとか。

専攻科への進学を考えているのに、研究室について何も調べてないとか。

就職実績がない企業に、学校推薦で就職活動をしようとしているとか。ね。

質問などがあれば、公式TwitterのDMやお問い合わせフォームからお知らせください。

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沼津高専情報局

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