【沼津高専】寮について

推薦面接で寮生活についての話題が出てくるかもしれません。そのための知識収集の一助になれば幸いです。

寮の概要とメリット

沼津高専寮の概要

沼津高専寮は570人の定員を誇る、国内最大クラスの高専寮となっています。

寮は7つの棟から構成されており、そのうちの、秀峰寮は国際寮となっており、外国人留学生と日本人学生(現段階では3年生以上の日本人学生)の交流が深めやすい寮となっています。

また、寮には点呼、入浴、食堂に関するルールが存在しており、寮生活における集団生活を通じて多くのことを学ぶことが期待されます。

寮生活の意義・方針

令和3年度沼津高専寮生活の手引きから引用しています。毎年、寮生活の手引きは更新されるので、最新のものはこちらのサイトをご確認ください。

寮生活の意義は、規律ある共同生活を行うことにより5年一貫教育の充実を図り、将来にわたる人間形成に資することにある。

第1学年及び第2学年については全寮制であり、特別な事情によって校長が認めた者を除き、全員在寮する。 ただし全寮制については、弾力的な運用を実施している。

第3学年以上については入寮の有無を任意とする。

令和3年度寮生活の手引,沼津高専,https://www.numazu-ct.ac.jp/wp-content/uploads/03campuslife/03dormitory/3ryou-tebiki.pdf,2021.11.30

寮生活の目的

(1) 共同生活を通して、 互譲協力の精神を養う。 また、積極的に、共に学び共に究め、自己啓発に努める。
〇他人に迷惑をかけないという思いやりを持つ。 食堂・浴場洗濯場などの公共施設の利用には、譲り合いを心がける。
〇寮生会の一員である自覚に基づいて、寮の運営に積極的に参画・協力する。 また、寮の行事などにも積極的に参加する。

(2) 共同生活にありがちな安易さを自ら戒め、言動に品位と湿度を保ち、規律ある寮生活を維持する。
〇秩序を尊重し、寮則(日課,諸届,禁止事項) を守る。
〇服装や言動に高専生としての品位を保ち、気持ちよい明るい挨拶を励行する。

(3) 公私、自他の厳然たる区別をわきまえ、互いにその立場を尊重した言動に心掛ける。 また、わがままを押さえ、寛容・忍耐・感謝を持って、他人に接する。
〇年上者への尊敬、年少者へのいたわり、 他人の立場を尊重した思いやり・いたわりのある言動に心がける。
○寮生活を通じて、家族や寮友への感謝の気持ちを持って生きる。

(4) 学業に専念する。 また、その一方、 余暇の善用に努める。
〇常に各自の「志」の実現のため、学習時間の保持、 充実に努める。 特に、 時間の維持・充実に努め、 他室にはみだりに入らず。
〇自由時間や余暇の利用は無駄のないように各自工夫し、豊かな趣味と健全な人格を形成することに努力する。

(5) 健康安全に留意すると共に、清潔・整頓の習慣を培う。
〇節度ある生活 (睡眠・運動等) に心がけ、 健康・安全の自己管理の習慣を身につける。
〇身辺の清潔整頓、寮内外の美化に努める。 また、寮の施設や器物を大切にし、節電・節水にも努める。

令和3年度寮生活の手引,沼津高専,https://www.numazu-ct.ac.jp/wp-content/uploads/03campuslife/03dormitory/3ryou-tebiki.pdf,2021.11.30

寮生活のメリット・デメリット

寮に入る事のメリット・デメリットは代表的なところでいうと、以下のようなことが挙げられやすいと思います。

メリット

◇ 登校時間が短い→登校時間の有効活用

◇ 家賃が安い→親の経済的負担の軽減

◇ 同級生が身近にいる→より一層勉学に励むことができる

◇ 上級・下級生が身近にいる→上下級生との交流や、勉強を教えることによるアウトプットによる学習内容の定着など(Hint:マテカ)

デメリット

◇ 集団生活がゆえに、寮の各種施設の利用時間の制限がある

◇ 集団生活がゆえに、規則が存在している

◇ 洗濯・掃除を自分でやらないといけない

寮で学びたいことって?

「あなたは寮生活で何を学びたいのですか?」「なぜ寮に入りたいのですか?」

という質問に、あなたはなんて答えますか?

回答は人それぞれだと思いますが、寮生活の最大の特徴は、上同下級生が、めっちゃ近くにいる!ってことだと思います。

めっちゃ近くにいるってことをどう膨らませて面接で話すかはあなた次第だと思います。頑張ってください。

近くにいるからこそ、より気軽に話すことができるとも取れますし、

近くにいるからこそ、何気ない自分の行動がトラブルにつながっちゃうかもしれないから、慎重に行動しないといけないともとれますし、

近くにいるからこそ、より勉学に励めるとも取れますしね。

寮の役職

沼津高専寮には、学生の役職が何個かあります。代表的な面接で言いやすそうなやつをピックアップしておきますね。

寮の役員のひな型である「階長

原則2年生が就任する階長は、新入の1年生の最も身近な存在の役員です。階内のことはほぼすべて階長が担います。1年生への指導も仕事ですが、3年生以上の上級生の階員とのコミュニケーションも求められる立場であり、意外と大変な仕事です。

んまあ、とりあえず、面接では階長になって1年生の指導をしてみたいみたいなこと言っておけば当たり障りが無い気がします。

各棟にいる縁の下の力持ちの「庶務・総務

各棟に、庶務と総務っていう役職の人がそれぞれ1人ずついます。各種手続きとか、各種手続きとかを処理する部署です。面接映えはあんまりしない役職だとは思いますが、とりあえず「総務」になりたいですって言っておけば寮について調べてますよ感は出せると思います。

面接映えって何だろう…

棟を司る「棟三役(棟長・棟風紀・棟企画)

これらの役職は、それぞれ2人の計6人で構成されます。3年生以上の学生が就任するイメージが強いです。棟長という名の付く人が同じ棟に2人いるのって不思議だと思いますが、こういうもんなんです。

棟長が棟風紀・棟企画や階長を束ねる立場で、棟風紀が棟内の規則違反の取り締まりをする立場で、棟企画が一発芸をする立場です。

勉強会の主催者「マテカ執行部

マテカ執行部は、マテカを行う部署です。マテカとは、簡単に言ってしまえば、マテカ執行部員である役員が、下級生に勉強を教える勉強会です。

マテカ執行部員となって、下級生に勉強を教えるために、1年生の内から、基礎を大切にする勉学に励んでいきたいです!みたいなフレーズを言ってみると面接官受けはいいと思います。(保証はしません。)

寮生会の組織については、沼津高専寮の寮生全員で構成する「寮生会」とは何なのか?詳しく解説します!| 高専生ブログ asyano.jpでより詳しく解説しています。ここには紹介していない組織と蚊もあったりするので、気になる人は見てみてください。

まとめ

寮の概要、メリット・デメリット、寮の役職について簡単にまとめましたがいかがでしたでしょうか。

面接で、寮についての概要を知っているということと、寮内における向上心が存在しているということをアピールできれば良いと思います。

そのアピールのためには最低限の知識が必要だと思いますので、ぜひ、このページの内容を活用してください。

ただし、寮生会の組織改編等により、役職名称が変わる場合がありますので、あくまでも参考程度にしてください。

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