【沼津高専】なぜ「沼津高専」なんですか?

家が近いから沼津高専!でもよいですが、できれば何個か制度の違う高専を調べた方が良いと思います。在校生が思う、沼津高専の特徴的なものを上げておくの参考にしてください。

沼津高専の特徴?

なんとなく、他高専だとなさそうなことをまとめておきます。ネットニュースとかに詳しく書いてあるときもあるので、調べてみると良いと思います。

特色ある授業

まず、沼津高専における特徴的な授業について取り上げます。他高専にも類似する授業が存在している可能性もあるのでご注意ください。

1つ目は、「課題研究」という授業です。この授業は、完全に受講が任意の授業です。本科の2~4年生が受講することができ、毎年、開催される授業内容が変わります。座学というよりかは、学生が手を動かして、創造するタイプの授業が多いです。

資格受験にフォーカスしたもの、最新の技術の利活用にフォーカスしたものや、近くの研究機関と連携して実施される授業があったりします。

2つ目は、「先端モノづくり工学」という授業です。この授業は、沼津高専の近くに工場を構えている、芝浦機械株式会社の社員の方が講師となり、実際の技術を学び、実際の工場を見学するなどの、実用的な授業となっています。

沼津高専内で実施されている授業の中でも外部の方を招く授業はありますが、ここまで外部の方が主導権を握っている授業は他にありません。詳しくはシラバスを見た方が詳しい内容が書かれているのでよいと思いますが、ほかの授業とはベクトルが違っている授業です。

3つ目は、「社会と工学」という授業です。この授業は、本科4年生が受講する授業で、裾野市にフォーカスを当てた授業となっています。裾野市のSDCC構想を基礎として、デジタル化に向けた具体的なアイディアをグループワークで出していく授業です。

2020年度実施の「社会と工学」の授業の最終発表会の様子が、新聞に掲載されるなど、結構面白い授業の1つだと思います。

特色ある寮

沼津高専に設置されている寮は、国内の高専寮の中で最大級の定員を誇る学生寮となっています。

自治寮を自称しており、学生が主体的に寮の運営をしています()

特色ある教職員・学生

沼津高専内では良く、学生vs教員、教員vs教員のけんかを見ることができます。

けんかって言っても、こぶしで殴り合ってるとか、塩酸を掛けあってるとかはしていないので安心してください。

どっちかっていうと、「制度」や「慣例」を変更することに関するけんか(議論)をしている人が多いですね。

学校をよりよくしたいって人同士の戦いが沼津高専内では良く起こっています。よくケンカをしている光景を見れるっていいことですね!

特色ある専攻科

沼津高専の専攻科は、特例適用専攻科であり、学位申請が簡単化されています。

また、沼津高専の専攻科の1年生の後期に実施される長期インターンシップは、全国の高専の中でも稀な半年間のインターンシップが実施されています。

つまり、専攻科の入学から卒業までの4分の1もの時間を、実際の企業で仕事を体験しながら費やすことができます!

特色ある立地

沼津高専は、「沼津」という立地にあるため、海や港が近く、その立地を生かした研究や活動がされています。詳しくは、Googleで「沼津高専 沼津港 知財のTKY」なんかで調べてみると良いと思います。

また、沼津高専では、社会人をターゲットとした講座である「富士山麓医用機器開発エンジニア養成プログラム」を開講するなど、「医療機器」に関して強いイメージがあります。

専攻科のコースの1つも「医療福祉機器開発工学コース」となっています。近隣高専の専攻科について少し調べた感じ、沼津高専ほど医療機器に特化したコースがある高専はなかったので、医療機器に携わりたいのであれば、沼津高専に来ると良いと思います。

沼津高専の学級の役職

中学校ではおそらく学級委員と呼ばれていた、クラスの学生の代表者を、沼津高専では評議委員と呼びます。月に1回くらい開催されている評議委員会に参加して、連絡事項をクラスLINEに流す感じですかね。それ以外の仕事はほとんどないです。

評議委員以外に、クラスで2人、体育祭実行委員という役職もあります。年に2回実施される体育祭で、運営や審判などをする役職です。体育祭実施日以外の仕事はほとんどないイメージがあります。

クラスから選出する役職は主にその3人です。

まとめ

沼津高専の特徴についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

一部の授業が、沼津高専独自の面白そうな授業であるということと、専攻科のインターンシップが全国トップクラスで長いということと、沼津高専は医療機器系に強いということが主な特徴になると思います。

どうでもいいことですけど、高専機構が、MCC(モデルコアカリキュラム)を策定している関係上、学生が勉強する内容で各高専の「色」が出しにくい傾向にあるんですよね。MCCについてはまた別の記事で解説します。

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沼津高専情報局

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