高専の勉強
高専の学習内容の特徴として挙げられるものは、①共通テストを無視、②即戦力技術者教育、③狭く深くというものが挙げられます。
共通テストを無視
高等学校では、共通テストや大学入試が念頭に置かれた教育が行われています。
一方、高等専門学校では、共通テストを一切考えず、5年間で技術者となるという目標を叶えるためのカリキュラムが構成されています。
即戦力技術者教育
高専では、5年間で技術者を育成するという目標の元、高校+大学工学部で学ぶ内容に相当する内容を学びます。
従来7年間を通じて学ぶ内容を5年間で学ぶという関係上、高校で学ぶ一部の文系科目や、教養的な科目が削られていたり、授業のスピードが速いなどの特徴があります。
狭く深い学習
高校では、総合的な広く浅い学習が行われている一方、高専では専門的な狭く深い学習が行われています。
そのため、高校で扱う文系科目の一部や、体育などの、工学に直接関係無い科目が削られ、数学や物理、専門科目が1年次から多く開講されています。
各学科の専門分野を、5年間で深く深く学んでいくことになります。
勉強方法
高専のカリキュラムは、5年間ミッチリと詰まっています。特に、低学年の数学や物理はしっかりと勉強しないと、高学年の専門科目で手も足も出ない状態になりかねません。
入学したらほぼ確実に3年で卒業できる高校とは違い、高専では「留年」というものが比較的容易に起こりえます。
そのため、1年次の勉強から、”ひとつひとつ”しっかりと学んでいくことが望ましいです。
【3-1】教授直伝。高専生におすすめの勉強法 | 高専情報局 でも解説をしていますが、復習を毎日することや、スタディーサプリなどの外部のツールを活用することをおすすめします。
まとめ
高専の勉強の特徴と、その勉強法についてまとめました。
高専では、高校と違い実践的なことを、速いスピードで学びます。それについていくには、復習を欠かさず行うことやモチベーションを保つことが必要です。
高専入学時点で、数学や理科が得意である必要はありませんが、高専入学後、人一倍勉強することが求められます。
コメント