低学年全寮制の例外
沼津高専では低学年(1~2年生)に関して、入寮を義務付ける、低学年全寮制を敷いています。
しかし、例年、寮の定員に対して再入寮希望者が大きく上回っていることから、条件を満たす低学年の学生に関して寮への入寮を免除する入寮免除という制度が運用されています。
入寮免除の対象
入寮免除の対象は以下の通りです。
・沼津高専本科1・2年生であること
・自宅通学ができること
・保護者が連署した「入寮免除願」を期日までに提出できること
通学方法及び下宿の制限
1・2年生の自宅通学生(以下自通生)は、通学方法として徒歩・自転車・公共交通機関の利用により登校しなければなりません。
原付免許は法律的には16歳から取得できますが、学則により2年生の終業式の日までは取得が禁止されています。
そのため、原動機付自転車を用いて登校ができるのは、3年生になってからとなります。
加えて、1・2年生は、実家以外の場所で一人暮らしをするいわゆる下宿を行うことが禁じられています。
よって、徒歩・自転車・公共交通機関により通学できない位置に実家がある場合、入寮が免除されません。
お勧めか否か
平成30年度から1年生の入寮免除制度が始まり、年を追うごとに寮に入らない1年生が増加しているように感じます。
寮に入らないという選択をするか否かは個人の自由ではありますが、個人的には、寮に入らないという選択を取ることはお勧めできません。
高専という環境は、「5年間で社会で即戦力として活躍できる技術者を育成する」という目標を達成するためのカリキュラムを組まれた特殊な環境です。
そのため、1年生の時から勉強で躓くことも多いですし、1年生の時から工学的な専門的なことを学びます。
そんな時に、寮の同じ階に、同級生や上級生がいるということは、とても心強いです。
寮は厳しい部分もありますが、同時に楽しい部分もあります。
1年次に入寮をして、2年次に入寮免除を申請して寮を出るという選択を取ることもできます。ぜひ1年次だけでも寮に入ることをお勧めしたいです。
まとめ
入寮免除についてまとめましたがいかがでしたでしょうか。
もちろん、寮に入るという選択をするのも、入寮免除をするという選択をするのも個人の自由です。
でも、だまされたと思って、1年次だけでも寮に入ることをお勧めします。
コメント